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アデニウム ソコトラナムの特徴と育て方|実生の専門店

目次

はじめに

塊根植物 小苗専門店 konaeの佐藤です。この記事では、夏型塊根植物「アデニウム ソコトラナム(Adenium socotranum)」の育て方を、当店での管理方法としてまとめました。

置き場所・水やりの頻度・冬の休眠・植え替えまで、実際に育てている経験をもとにご紹介します。アデニウムの中でも入手しにくい品種なので、迎えたばかりの方の参考になればうれしいです。

基本情報

アデニウム ソコトラナムは、イエメン領ソコトラ島に自生するキョウチクトウ科アデニウム属の塊根植物です。ソコトラ島は独自の進化を遂げた植物が多いことで知られる島で、本種もその代表格のひとつ。現地では幹がどっしりと大きく育ち、島の景観をつくる存在になっています。

成長タイプは夏型です。暖かくなる春から秋にかけてよく生育し、気温が下がると葉を落として休眠します。アデニウムの仲間の中では成長がゆっくりで、小苗から少しずつ幹を太らせていく過程そのものを楽しめる品種です。

流通しているアデニウムはオベスムなどとの交配種が多いのですが、当店でお出ししているのは他種と交配していない実生の個体(いわゆる純血)です。幹の質感や葉の雰囲気にソコトラナムらしさが素直に出るので、じっくり育てる楽しみがあります。

同じ夏型の塊根植物では「パキポディウム グラキリスの特徴と育て方」でも管理方法をご紹介しています。

置き場

まずは「どんなところに置いているの?」という点です。

当店では、主に植物育成LEDライトを使用した屋内管理を行っています。使用している植物育成LEDライトは「BRIM PANEL A 45W」で、植物とライトの距離はおよそ約20cmです。
このライトをこの距離で使用していて葉焼けをしたことは今のところありません。光が足りないと枝や葉が間延びして、せっかくの樹形が崩れやすくなるので、生育期はしっかり光を当ててあげてください。

さらに、「Keynice KN-618」という首振りのサーキュレーターを使用して弱めの風を24時間送風しています。風通しを確保することで蒸れを防ぎ、間延びしにくい締まった株に育ちやすくなります。

水やり

次に水やりの頻度です。

生育期(春から秋にかけての暖かい時期)は、土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりします。葉が展開して元気に動いている間は水をよく吸うので、夏場は乾くのも早く、水切れさせないように意識しています。

一方で、気温が下がって葉が黄色くなり始めたら休眠のサインです。少しずつ水やりの間隔をあけていき、落葉したあとはほぼ断水、もしくは月に1回ごく少量与える程度に控えめにします。低温と湿った用土の組み合わせは根腐れの原因になりやすいので、寒い時期は乾かし気味が安心です。

当店では、奥側に配置している植物にもしっかり水やりできるように、先の長いアイリスオーヤマのじょうろを使っています。

冬の管理と休眠

アデニウム ソコトラナムは寒さが得意ではありません。当店では屋内管理で、最低でも10℃を下回らない環境をキープするようにしています。気温が下がると葉を落として休眠に入りますが、これは寒さをやり過ごすための自然な反応で、枯れてしまったわけではありません。

休眠中は水を控え、明るく風通しの良い場所で春を待ちます。暖かくなって新芽が動き出したら、少しずつ水やりを再開して通常の管理に戻していきます。この切り替えを焦らないことが、根を傷めずに次のシーズンへつなぐコツだと感じています。

植え替え・用土

植え替えは、生育期に入る春から初夏が適期です。用土は水はけを最優先に、塊根植物・多肉植物用の排水性の高い配合を使うと安心です。

根が鉢の中で回ってきたら、一回り大きな鉢へ移してあげてください。植え替えの際に太い根を整理した場合は、切り口をよく乾かしてから植え付けます。浅めの鉢で幹の付け根を少し見せるように植えると、幹の量感が引き立ちます。

特徴

アデニウム ソコトラナムの魅力は、なんといっても灰白色でなめらかな幹肌です。小さいうちからどっしりとしたボトル型のシルエットを見せてくれるので、手のひらサイズでも十分に見応えがあります。

葉は丸みを帯びていて、白い葉脈がくっきりと浮かぶのも本種らしいポイントです。生育期にはこの葉を放射状に展開し、幹とのコントラストが美しくなります。

成長がゆっくりな分、去年より少し太った、枝が増えた、という変化がはっきり感じられます。長く付き合っていく一鉢としておすすめしたい品種です。

最後に

アデニウム ソコトラナムの育て方を「当店での管理方法」としてお伝えさせていただきました。
個体、季節、環境、状況によって管理方法は変わってくるとは思いますが、一つの例としてお役に立てれば幸いです。

・アデニウムの中でも希少な品種を育ててみたい方
・幹が太っていく過程をじっくり楽しみたい方
・屋内LEDライトで管理をしている方(または導入しようと思っている方)

そんな方にはkonaeの植物がおすすめです。

塊根植物の魅力に取り憑かれ、成長がゆっくりな塊根植物の成長を実感した時のあの喜びを、一人でも多くの方に共有したくて2023年春に開業しました。

konaeってどんなお店?と気になってくださった方は、こちらの記事もよければご覧ください。

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塊根植物小苗専門店konaeとは? konaeがどんなお店なのか、詳しく紹介します。


そして、konaeの植物をぜひ一度見てみてください。


みなさんの塊根植物ライフが楽しいものでありますように願っております。

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