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亀甲竜の特徴と育て方|実生の専門店

目次

はじめに

塊根植物 小苗専門店 konaeの佐藤です。この記事では、冬型塊根植物「ディオスコレア エレファンティペス(Dioscorea elephantipes)」、和名「亀甲竜(きっこうりゅう)」の育て方を、当店での管理方法としてまとめました。

置き場所・水やりの頻度・夏の休眠・ツルの扱いまで、実際に育てている経験をもとにご紹介します。亀甲竜は冬型の中でも根腐れしにくく、季節のリズムさえつかめば育てやすい品種です。これから冬型に挑戦したい方の参考になればうれしいです。

基本情報

ディオスコレア エレファンティペスは、南アフリカに自生するヤマノイモ科ディオスコレア属の植物です。ディオスコレア属は、食用のヤマノイモやナガイモと同じ仲間にあたります。

学名の「elephantipes」は「象の足」という意味で、地表に半分ほど顔を出した大きな塊根の姿に由来します。日本では、塊根の表面が亀の甲羅のようにひび割れることから「亀甲竜」の名前で親しまれてきました。

成長タイプは冬型です。当店での実感としても、秋から春にかけて育ち、夏は休眠します。涼しくなるとツルを伸ばして葉を広げ、暑くなるとツルを枯らして休む、というはっきりした季節のリズムを持っています。

なお、園芸店などで見かける「メキシコ亀甲竜(ディオスコレア メキシカーナ)」は別の種類で、こちらは夏に育つタイプです。名前が似ていて管理の季節が逆になるので、購入するときは学名を確認しておくと安心です。

同じ冬型の仲間としては「ペラルゴニウム アッペンディクラツムの育て方」もあわせてどうぞ。

置き場

まずは「どんなところに置いているの?」という点です。

当店では、主に植物育成LEDライトを使用した屋内管理を行っています。使用している植物育成LEDライトは「BRIM PANEL A 45W」で、植物とライトの距離はおよそ20cmです。
亀甲竜は生育期にツルと葉をどんどん広げるので、光が足りないとツルばかりがひょろひょろと伸びてしまいます。秋から春の生育期は、しっかり光を当ててあげてください。

さらに、「Keynice KN-618」という首振りのサーキュレーターを使用して弱めの風を24時間送風しています。ツルと葉が茂ってくると株元の空気がこもりやすくなるので、風はいつも動かしておくのがおすすめです。

水やり

次に水やりの頻度です。

生育期(秋〜春)は、土が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりします。亀甲竜は冬型の中では根腐れしにくいと感じている品種で、葉が茂っている時期は水をよく吸います。乾いたらためらわずにあげて大丈夫です。

春が終わって気温が上がってくると、ツルや葉が黄色くなって枯れ始めます。これは休眠に入るサインなので、病気ではありません。葉が落ち始めたら水やりの間隔を少しずつあけていきます。

当店では、奥側に配置している植物にもしっかり水やりできるように、先の長いアイリスオーヤマのじょうろを使っています。

実際に販売されている株を見てみませんか?

夏の休眠

夏はツルが枯れて休眠します。当店では、ツルが枯れたあとは完全に断水しています。休眠中に水をあげると、根が水を吸えないまま鉢の中が湿った状態になり、塊根を傷める原因になります。

枯れたツルは、カラカラに乾いてから株元で切り取ればOKです。塊根だけになった姿は少し寂しく見えますが、ここでしっかり休ませるのが次のシーズンを元気に迎えるコツです。

秋になって涼しくなると、塊根のてっぺんから新しいツルが伸びてきます。新芽が動いたのを確認してから水やりを再開してください。芽が出る前に水を始める必要はありません。

ツルの扱い

亀甲竜は生育期に入るとツルをよく伸ばします。支柱を立てて絡ませてもよいですが、当店では伸びすぎたら切ってコンパクトに管理しています。

LEDライトの下で育てていると、ツルがライトや隣の鉢にまで届いてしまうことがあります。置き場所に合わせて長さを整えてあげれば、棚の上でも無理なく育てられます。

特徴

亀甲竜の一番の見どころは、名前の由来にもなっている亀の甲羅のような塊根です。成長するにつれて表面のコルク層が厚くなり、六角形に近い模様にひび割れていきます。小さな苗のうちはなめらかな塊根も、年数を重ねるごとに少しずつ甲羅らしくなっていくのが楽しみです。

葉はハート形でツヤのある明るい緑色です。ゴツゴツとした塊根と、やわらかなツルと葉の組み合わせは、ほかの塊根植物にはない雰囲気があります。

季節によって姿が大きく変わるのも魅力のひとつです。冬はツルと葉で青々と茂り、夏は塊根だけの姿になって休む。そのリズムに合わせて付き合っていく楽しさのある植物です。

最後に

ディオスコレア エレファンティペス(亀甲竜)の育て方を「当店での管理方法」としてお伝えさせていただきました。
個体、季節、環境、状況によって管理方法は変わってくるとは思いますが、一つの例としてお役に立てれば幸いです。

・小さくて可愛い塊根植物をお探しの方
・植物の成長を感じるのが好きな方
・屋内LEDライトで管理をしている方(または導入しようと思っている方)

そんな方にはkonaeの植物がおすすめです。

塊根植物の魅力に取り憑かれ、成長がゆっくりな塊根植物の成長を実感した時のあの喜びを、一人でも多くの方に共有したくて2023年春に開業しました。

konaeってどんなお店?と気になってくださった方は、こちらの記事もよければご覧ください。

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konaeは毎週日曜に入荷。最新情報はInstagramをフォローしておくと便利です。


みなさんの塊根植物ライフが楽しいものでありますように願っております。

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