はじめに
初めまして。塊根植物小苗専門店konae、代表の佐藤です。
塊根植物の魅力に取り憑かれ、様々な種類の塊根植物を育てていると、様々な発見や喜びがありました。
「あれ、なんか塊根が成長してる!」
「葉っぱでてきた!」
「根っこがすごい張ってる!」
「花が咲いた!」
「種取れた!」
「芽が出た!」
他の植物と比べて、比較的成長がゆっくりな塊根植物だからこそ、成長したことを実感したときのあの何にも代え難い喜び。
こんな幸せを自分一人だけで味わうにはもったいない。
そんな思いで開業しました。
この記事では、konaeが一体どんなお店なのか紹介します。
特徴①塊根植物に特化
konaeは「塊根植物」に特化して販売しています。
その他の多肉植物、観葉植物、盆栽などは取り扱いません。
特化することによって、お店としてのわかりやすさ、品質の安定化を図っています。
あと、私自身が植物の中でも塊根植物が飛び抜けて好き、というのもあります。
特徴②小苗に特化
塊根植物の中でも小苗、小さめの塊根植物に特化して販売しています。
そのほとんどが、日本国内で種から育てた「実生(みしょう)」の植物です。
販売している多くの植物は、Konaeが管理している親株(大きめの塊根植物)から種を採取し、その種から育てた塊根植物を販売しています。
具体的には、種を蒔いてから1年〜3年くらいの時間をかけて成長した植物を販売しています。
特徴③オンライン販売に特化
実店舗はなく、オンライン販売に特化しています。
販売店などで実際に植物を見てから購入するのが理想だとは思うのですが、塊根植物を扱う店舗は全国でも多くありません。
ただ、今は日本中に塊根植物を好きな方がいらっしゃいます。実際に、konaeの植物をこれまでご購入いただいているお客様のほとんどは、都心部以外にお住まいの方です。
そんな方に向けて、全方向からの写真撮影、大きさの記載など丁寧な商品説明を心がけています。
特徴④屋内LED栽培に特化
塊根植物は直射日光があたるような強い光が必要で、基本的には「屋外」で育てることが一般的でしたが、コロナあたりから徐々に屋内で育てるための植物LEDライトが普及してきています。
種類も増え、安価で安全な商品が買えるようになってきました。
konaeの植物はどういうところで管理しているかというと、ただのマンションの一室です。
LEDライトやサーキュレーター、普通の人間用のエアコンを使った温度管理で、屋内栽培をしています。
可愛い塊根植物を求めて、数多くの園芸店やイベントに足を運んできましたが、ほとんどの生産者さんは塊根植物をビニールハウスや広大なスペースの屋外で栽培しています。
ですが、塊根植物を育ててみたいなと思った人の中でビニールハウスを持っている人はどれくらいいるでしょうか?
日当たりが良いベランダや庭があればまだいいのですが、本来ベランダは洗濯物を干す場所ですし、多くの方は植物を置けるスペースを持っていないのではないでしょうか?
であれば、どんな人でも始められる「屋内LED栽培」で育てた植物を提供した方が良いのではないか?その方が環境の変化が少なくすみ、植物への負担も軽減できるのではないか?という考えに至りました。
そのため、konaeの植物のほとんどは生まれた時から屋内LED栽培で育った植物です。
当店がメインで使用している植物育成LEDライトは「BRIM PANEL A 45W」、サーキュレーターは「Keynice KN-618」です。
この2つの機材があれば、多くの方が「屋内LED栽培」を始めることが可能です。
さらにいうと、実店舗やビニールハウスをもつと、当然ながら土地代や賃料など大きな固定費がかかります。
固定費を最大限節約することによって、持続可能な経営を目指しています。
改善を繰り返しながら、持続的に安定的に運営することで、長期間に渡り多くの方に高品質の塊根植物を提供できるはずだと考えています。
おわりに
生産体制がまだまだ小規模のため出品数は少ないですが、目の前の植物一株一株としっかり向き合いながら、 将来的にはたくさんの方にお届けできるように、コツコツとひたむきに運営して参ります。
ぜひ一度、konaeの植物をご覧になってみてください。
みなさんの塊根植物ライフが楽しいものでありますように願っております。