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塊根植物ってなに?特徴や魅力を徹底解説

目次

はじめに

初めまして。塊根植物 小苗専門店 konaeを運営している佐藤といいます。

塊根植物の魅力に取り憑かれ、成長がゆっくりな塊根植物の成長を実感した時のあの喜びを、一人でも多くの方にシェアしたくて開業しました。

今回は最近塊根植物に興味を持った方に向けて、「塊根植物とは何か」を、私なりの解釈で説明させていただきます。ぜひ最後までご覧ください!

塊根植物ってなに?

塊根植物とは、養分や水分を蓄えるために根や茎が膨らんだ植物のことです。

塊根植物の多くはマダガスカルや南アフリカなどの、乾季(雨が少ない時期)がある場所に生息しているため、雨季(雨が多く降る時期)のうちに水をたっぷり蓄えておくように進化したと考えられています。

塊根植物の分類① 他の植物との関係

塊根植物は、「サボテン」や「盆栽」のように、観賞用植物のジャンルの一つとして確立されています。

塊根植物を知らない人に見せると、「これってサボテン?」と言われることが多いですが、塊根植物はサボテンではありません。植物の種類として近いものはありますが、また別のジャンルという扱いになります。

塊根植物は多肉植物の中の一つのジャンルになっています。

塊根植物の分類②夏型と冬型

成長期の違いの分類として、冬になると葉っぱを落として休眠に入る「夏型」と、夏になると葉っぱを落として休眠に入る「冬型」があります。

他にも一年中葉を落とさない植物があったり、春と秋のみ成長する「春秋型」と呼ばれる植物があったり、品種によって様々です。

塊根植物の分類③現地球と実生

マダガスカルや南アフリカなど、現地に自生している植物を日本に輸入したものを「現地球(げんちきゅう)」や、「現地株(げんちかぶ)」と呼びます。

一方で、日本国内で種から育てた植物は「実生(みしょう)」と呼ばれます。

大きくて立派な現地球は、見た目もワイルドでカッコよく、大人の男性を中心にとても人気です。特にパキポディウムグラキリスやオペルクリカリアパキプスなどが代表種として扱われることが多いです。

一方で、現地株には輸入し続けることで現地の植物が絶滅してしまうのではないかと考えられたり、日本に輸入しても発根※せずに枯れてしまったりなどネガティブな面もあるため、持続可能で育てる楽しさがある実生に注目が集まって側面もあります。

※発根とは、植物から根が出ること。輸入するときに根は全て切り落とされます。日本に届いたら根を出させるために慎重に管理する必要があります。品種によって難易度も変わりますが、失敗して枯れてしまうことも多いです。

塊根植物の見た目の特徴

見た目の特徴はなんといってもぷっくりした塊根部分です。

本人たちは生存戦略として必死に進化して繁殖してきたと思うのですが、なぜこんなにも可愛く感じるのでしょう。ハムスターやリスが口の中にたくさん食べ物を蓄えているのを愛おしく感じる感覚にも似ているような気がします。

水やりした次の日くらいに、水を吸ってパンパンに膨らんだ塊根を見ると、この上ない幸せな気持ちになります。

さいごに

塊根植物について、解説させていただきました。

塊根植物が好きな人が増えると嬉しいです。植物を好きになると早く観察したくて毎朝起きるのが楽しみになりますよ。(あっと今に時間が経つので遅刻に注意)

konaeでは、実生の塊根植物を中心に販売しています。こちらの記事もよければご覧ください。

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塊根植物小苗専門店konaeとは? konaeがどんなお店なのか、詳しく紹介します。


そして、konaeの植物をぜひ見てみてください。
塊根植物小苗専門店konae

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